人工透析
人工透析 - 腎臓は、尿を生成することで血液をきれいにする「濾過〔ろ過〕器」です。腎臓の機能が低下し元に戻らなくなった状態を慢性腎不全といい、強い貧血、血圧上昇や乏尿(尿が作られない)が起きます。
人工透析は、人工的に腎臓の働きを代替する方法で、
血液透析と
腹膜透析の2つの方法があります。
血液透析は、腕の血管から血液を取り、数万本の中空繊維を束ねた
ダイアライザーと呼ばれる濾過装置に通し、体内に戻します。日本では患者の95%が血液透析を受けていて一般的ですが、週3回、1回に3〜5時間かかります。
腹膜透析とは、患者自身の腹膜を使って血液をきれいにする方法です。