脳ドック
脳ドックは、全身の総合的な健康診断を行う
人間ドックに対して、「脳」に焦点を絞って、その状態を詳しく調べる専門ドックです。
MRI(磁気共鳴画像)や
MRA(磁気共鳴血管画像)検査によって脳や脳血管の異常や
脳卒中の危険因子を早期発見し治療を行ない、脳疾患の発症を予防する目的として行ないます。血管がつまったり破れたりして麻痺や失語などの症状が現れる
脳卒中(
脳梗塞、
脳内出血、
クモ膜下出血)を予防したり、
脳腫瘍を発見します。特に、クモ膜下出血の早期発見に効果を発揮するといわれています。発病前の自覚症状がほとんどないにも関わらず、ひとたび出血を起こすと死亡率も高く、予後不良例も多い恐ろしい病気です。脳ドックでは、破裂していない状態の
脳動脈瘤を発見して治療することで、クモ膜下出血を予防することができます。